サラリーマンの皆さんに、おすすめの一冊があります。
ビル・パーキンス氏著 児島修氏翻訳
DIE WITH ZERO ~人生が豊かになりすぎる究極のルール~ です。
一気に読み終えました! 私にとっては
人生の方向性が見え、セミリタイヤをする目的が明白になった一冊です。
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アリとキリギリスの童話、キリギリスは暖かい季節を謳歌し
アリは必死に冬支度をしてするお話から。
キリギリスは寒い冬を準備不足で迎え、アリは冬を迎えることができた。
ただ、アリは一番いい季節に楽しい経験が出来なかった。
この日本でも、どこの国でも、老後の不安は尽きず、アリと同じように
勤勉に働く人々がほとんどだ。
真面目に勤勉に働くことは「美徳」である。
特に日本ではこれまで60~65歳まで勤め上げ、立派に定年を迎えることが
スタンダードであった。
ここ最近は、終身雇用も次第に崩壊していってますが、、
本書は、このような、働き詰めと忍耐の人生に疑問を投げかけるものである。
若い時にしか経験できない貴重な体験を、老人になるまで「経験」を先送りしては
人生の満足度は低いと諭す。
老人になったときには、体力がなくなり、感受性も低減し
若い時に比べて、一つの体験から得られる「感動」は 比較して少ない。
逆に、若い時に経験したことは、死ぬまでその感動を味わうことが出来る。
まるで高配当株のように、長期間、喜びの配当が思い出すごとに得られる。
老人になれば、たいして物欲も体力もなくなりそれほど金は掛からない。
80歳の自分を想像しよう。
100万円を貰っても、ハワイで豪遊することなんて、体力も無いし、面倒で
綺麗な恰好でお出かけすることも面倒で
美味しいものは歯が悪く満足に飲み込めない。
せいぜい孫にでもおもちゃを買ってあげようという思考になるはずだ。
お金の価値を最大化できる年齢は26歳から35歳という。
詳しくは、ぜひ読んでくださいね。
さて、別の話で、YouTubeで島田秀平さんの都市伝説の話で
次のようなものがあった。
ある人が臨死体験をした。ふつうは三途の川が流れているという風景が、違っていた。多くの人が順番待ちをしている。順番の先を見に行ってみると、コンビニの様な店にひとが並んでいて、レジの様なところで、皆が紙に書かれたコードをスキャンしてもらっている。これはなんと死後の世界で利用できる「ポイント」であった。この「ポイント」は何で決まるのか。。。
それは、「生きているうちに初体験をした体験の量で決まる」という
確かに、初めての体験によって
知らなかったことを知ったり、
今までとは逆の立場に立つこともあったり、
新しい発見があったり、
これまでの常識が覆され価値観が変わったり、
初めて何かをすることで、人間は新たな自分に変わることが出来る。
そういった、人間的な力を死後のポイントとしているという話であるが
この話も、「経験の量が人生の満足度に比例する」
ということが根底にあるのではないか。
「私は、新しい経験を求めていたのか!」
何故、私がセミリタイヤを志向するに至ったのかを
「DIE WITH ZERO」から気づかされたのである。